法律相談だけで終わらず、事件の処理を依頼される場合は、次のような費用がかかります。
弁護士費用の種類
着手金
手数料。依頼のときに支払っていただきます。事件がうまくいったかどうかにかかわらず負担していただくものです。
報酬
事件処理が成功した度合いに応じて支払っていただくものです。終了時に支払っていただきます。
日当
裁判所が遠い場合や、1期日にかなりの時間を要する場合に支払っていただきます。
交通費などの実費
一部は、依頼のときに予め納めていただきます。
※このほかに裁判所に納める手数料、予納金などの準備が必要になることがあります。
報酬基準
着手金と報酬についての詳細は報酬基準一覧をご覧ください。これを目安として、個別事案ごとに決めます。
報酬基準一覧(pdf177kb)
弁護士費用の具体例
およその目安を示します。
- 一般民事(損害賠償請求の場合)
一覧表にしたがって、着手金は請求額に応じて、報酬は回収した額などに応じてかかります。たとえば、500万円の請求を依頼して300万円を回収した場合は、着手金34万円(税込価額37万4000円)、報酬48万円(税込価額52万8000円)が、標準額です。このほかに、実費などがかかります。 - 離婚
着手金、報酬とも、20~30万円(税込価額22~33万円)程度。慰謝料や財産分与などがからむ場合は、その額に応じて増額します。 - 破産申立て
個人(事業者は法人に準じる)は20~30万円(税込価額22~33万円)程度。法人は30万円(税込価額33万円)以上。 - 任意整理
対象債務1件につき、2万5000円(着手金2万円、消費税2000円、実費3000円)。報酬は、債権届出額から減額できた額の10%(消費税別)。 - 過払金請求
着手金及び費用は、業者1件当たり2万5000円(着手金2万円、消費税2000円、実費3000円)。報酬は、回収額の16%(消費税別)程度。
※法テラスによる法律扶助について
弁護士費用の立替制度です。審査を受けて決定されます。たとえば、月額5000円から1万円程度を法テラスに分割払いして返します。事情によっては、猶予・免除が受けられます。